完成原稿速報更新

10巻の続き :週刊少年サンデー09/26号 ―

 四コマでネタを展開すると、本編とはまた違ったリズムとノリがあって、けっこう楽しいです。流れを作るとネタ出しが楽かなと思ったのですが、あんまり変わんなかった。同じ世界観で連載を二本持ってるような気分です。

 TVの『スター・トレック』がいっとき三つくらいシリーズが同時進行してましたけど、ああいうの大好き。賢木を主人公にしたシリーズとか、「ダブル・フェイスの事件簿」とか、若い頃の兵部や不二子の活躍とか、一発ネタの外伝でなくシリーズ物としてぜひやりたい。ワタシの生産能力は限界なのに、なぜか『チルドレン』は週に18ページじゃ足りないような気がして仕方がないのです。

絶チルは、一話完結が多かったGSと違ってストーリーの本筋を意識して話が作られることが多いので、作品全体としてみた時のまとまりはいいのですが、そうした主軸から外れたいわゆる「遊び」の部分がちょっと少ないようにも感じられます。常に作品の軸となるテーマを絡め、話を徐々に漸進させていく手法は物語性の強い絶チルにマッチしたものだと思うのですが、そういうのを理解したうえでなお「たまにはメインとなる話も忘れて、兵部や黒い幽霊抜きでサブキャラが活躍したり、キャラ同士でバカやったりするのを読みたいにゃー」という欲求もまた、私の心の中で頭をもたげてくるのです。やっぱ昔の二三話できっちり完結していたGSの頃の椎名漫画が遺伝子レベルで刷り込まれちゃってますからねー(やっかいなファンだとの自覚あり)
んで、今回の椎名先生の発言はそういった遊びの部分はあまり本編に入れれないということを先生自ら述べられたという点で意味があるのではないかと思うのです。そこら辺、スパッと言ってもらった方が変にやきもきせずに済みますからね。そういうものとして割り切って読めるというわけです(やっかいなファンだとの自覚あり)

スケジュールが落ち着かれたら、ゲッサンかサンデー超あたりで2〜3ヶ月短期連載を重ねるって方法もあるにはあると思うんですが、そもそもスケジュールが正常化するの(ry


 ところで、近日発売の『やおよろっ!』単行本第1巻を某書店さまで購入していただくと、どういうわけか『チルドレン』とのコラボメッセージペーパーがつきます。たぶん他の先生のもあると思うんですけど、ワタシのは<冷やし中華ちゃんを囲んで説教をしているチルドレン>というオーダーでした(笑)。なつみん先生、あくまでもネタですからねっ?

ちょっと売れそうにないから他の漫画家さんのファンも抱きこんで何が何でも売りたいという編集部の販売戦略が透けて見える・・・