渋谷区 公費で“耐震化”制度

古い住宅の耐震化が進まない中で、東京の渋谷区は、地震の際に倒壊した建物の下敷きになる被害を少しでも防ぐため、一部屋だけの補強工事を全額公費の負担で行う全国初の制度を導入することになりました。

木造住宅の一部屋(おそらく寝室のみ)を鋼材で覆って、地震の際の簡易シェルターとして役立てて貰おうという取組。ちなみに支出される上限は20万円、来年度に50戸ほどを目安に取り組むとのこと。

阪神大震災では木造住宅の一階部分が押しつぶされ、寝室で寝ていた人の多くが圧死・窒息死する*1という悲惨な出来事が多く起こっていただけに、今後大地震が予見される都内においてもこういった対策が急務なわけですが、なかなか上手くいってないのが実情です。今回の渋谷区の取り組みで少しでも市民の耐震化意識の改善に弾みがつけばいいんですが・・・
リスクとコストを天秤にかけて、リスクに目をつぶってしまうのが普通の人間なんだよなあ(’A`)

*1:確か総死者数の半分くらいだった気が