本日新創刊 月刊少年サンデー その１

つーわけで早売りのサンデーと一緒に買ってきました。
買った店が特約店じゃなかったため、あずまんがのクリアファイルはゲット出来ませんでしたがまあ無くても別に
おまけの同人誌風冊子が二冊付いたりと、やっぱ創刊時は豪華だにゃー(*´∀｀*)
以下感想など。
■表紙
新創刊の文字を中心に、あだちキャラ２人と雑誌名のみを配置という、かなりシンプルな表紙。
直近の新創刊月刊誌であるジャンプＳＱと比較しても、ずいぶんと思い切ったデザインというか、
「あだち充」を柱としながらも、それを前面に押し出さない、あだち作品のように上手いこと抑制の効いた表紙になってると思います。
ただもうちょい派手めでも悪くはないと個人的には思うんですが・・・次号どうなるかに期待ですね。

■感想
○QあんどA
「いつものような話です」
目立つ兄のせいで若干卑屈気味な性格になってしまった主人公と、スポーツ少女なヒロインという「いつもの」感に満ち溢れた導入。その「いつもの」に、幽霊という非現実的な存在となってしまった兄という微妙な変化球を絡めてきたのはちょっと意外だったかな。比較的リアルな世界観の中で、登場人物の心の機微を繊細に描くというあだちスタイルにとって、この手の異質なキャラがどのように作用するかは見ものではありますが、最終的にはそれすらも「いつもの」に取り込んでいくんだろうなあとも思ったり。

○あずまんが大王補習編
絵が変わったなあというのが第一印象。しかし読み始めてみればそこには昔と変わらない「あずまんが」の世界があった。
あれから10年かあ・・・（遠い目）

○よしとおさま！
もともとBLっぽさの感じられる漫画家さんでしたが、今回はそこら辺開き直ってるのか、だいぶ生き生きと描かれてるような気がします。主人公のキレやすさ・口の悪さがサビ丸のボケボケっぷりと上手いこと交わって、掛け合いの部分とかも結構楽しんで読めました。
あと、付録のほうの短編も生活感があって良かったです。そうですよね、一度高いの使っちゃうともう・・・(*´∀｀*)ﾎﾟﾜﾜ

○月の蛇
女性キャラが良い感じ。つーか中道先生絵が上手くなったなあ(*´∀｀*)
アクションシーンが多めになるであろうだけに、そうしたシーンでもう少し動きや迫力が感じられる絵になれば更に面白くなりそうだと思いました。

○アオイホノオ
ゲッサンの予告ページであだち先生に殴られても仕方ない、みたいなことが書かれててたのでどんな使い方してるんだろうと思い読んでみればｗ

○バースデイ
親父さんが巨大化したときの背中のサロンパスが、こりゃまた哀愁漂う感じで（ｒｙ
本誌ではこのところ緊迫した状況の連続ですし、たまにはこういった肩の力を抜いて読めるマンガを描きたい衝動に駆られたのかなー。

○アサギロ
個人的には一番面白かったです。天衣無縫で良くも悪くも未だ子供な沖田と、「武士」としてその命を全うすることを受け入れざるを得ない大人な村上を対比した上で、最後に「武士」になることへの覚悟を沖田へと突きつけるという構成、引きの上手さはさすがベテランといった感じですかねー(*´∀｀*)
あと思ったのは、この作者、若干大げさに見えつつも味のある良い顔を描かれるなあ、と。付録の土方×近藤漫画なんてセリフと表情を変えるだけで一本のコメディーを作りきってましたし（これも付録の中で一番ワロタｗ）、表情の見せ方が上手いですよね。
とにもかくにも次回も期待。