サンデー超読んだ

■あかね☆スターダム
上がり性を治してあげるために女の子にセクハラしちゃおうという見も蓋もないお色気コメディーながらも、それを1人の女の子の成長物としてきちんと纏め上げた良作。あかねかわいいよあかね。

というわけで藤木俊先生によるかなり久しぶりの読切「あかね☆スターダム」読了。漫画家として長い雌伏の時期にある先生がリスタートする意味も込めての初期の受賞作のリメイク、同時にこれまでの作品では羞恥心ゆえ押さえられきた「お色気描写」の限界への挑戦と、現状を突き抜けて次のステージへと駆け上る！という藤木先生の意気込みみたいなのを感じさせる作品だったと思います。いやー面白かった。

とにかく今作品の肝は告知とかの絵を見てもらっても分かると思いますが「ロリ巨乳で上がり症、しかも状況に流されやすい女の子あかねちゃんを思いっきりセクハラしちゃおうぜ！」というそのコンセプトにあるわけで、いやもう藤木先生の描くロリッ子でそれをやられてた時の破壊力といったらもう！(;´Д`)ﾊｧﾊｧ俺もあかねちゃんにセクハラして涙目の上目遣いで「うー」とか言われたい！（死）まあこの手の描写は他人の感想読んでどうこうというより時かに読んで魂で感じるものだと思うので、皆さんも本屋でたち読むなり、買って読むなりして思いっきり萌え死ねばいいと思います。

そして藤木先生が羞恥心に耐えて描いたお色気シーン。うむ、お風呂場とか色々けしからんことになってますが、To LOVEるを代表にここ最近の少年誌のお色気シーンのハードルがガンガン上がっている現状においてはそれでも控え目に見えてくるなあ・・・もっとブログ絵みたいに色々さらけ出してもいいんだよ藤木先生！まあ、むしろ素直にそういう風にエロに走れない先生の純朴さとか奥ゆかしさに萌えておくのも藤木ファンとしての嗜みなんですけどね。

とりあえず今回も楽しんで読ませていただきました「あかね☆スターダム」。もう一度先生が本誌というスターダムへとのし上がってくれることを期待してますよ。

追記：Ｔシャツネタでアマガミとアイマスとかそんなに好きか！（笑）

■マグネとマゲート魔道院
以前クナイ伝を連載されてた緒里たばさ先生の読みきり。相変わらず絵は上手いなあ。
レイの覚悟とそれに隠された弱さを、マグネの無鉄砲さと純粋さが補うという良いコンビは見てて気持ち良かったですね。漫画の設定も「魔法学校物」ってことでクナイ伝よりは膨らませやすそうだし（さすがに食傷気味な感もある題材ではありますが）、こっちを連載に持ってきてたらどうなったのかなあと思いました。

■トロール
もうちょい殺伐としたファンタジーかと思ってたんですが、カバネロたんが普通に良い人でワロタ。ああ、俺の心が荒んでるからそういう展開ばっかり思い浮かんでしまうんですねわかります。
最後のページをほんわかと締めといて次のページをチャンピオンかと見まごう程のグロで始めてくる編集部の雑誌構成はあんまりだと思いました。

■こなた彼方の箒星
田舎から都会に出てきて疎外感を感じる少女と、宇宙人の少年との交流を描いたファンタジー。
寂しさを感じる理由と向き合い、疎外感を解きほぐしていくシーンから終盤にかけての流れはベタだけど好きかも。
絵もちょっと古さを感じさせつつ読みやすい絵柄だったので、個人的には気になる漫画家さんですね。