アイアンマン観賞

ネタバレ極力避けて以下感想
○良かった
男のロマン、パワードスーツ!
音速越えの飛行性能だったり、戦車の弾すら弾く超装甲だったりとチート性能満載ですがむしろそれがヒーローたるアイアンマンの強さ、かっこよさをストレートに感じさせてかなりグッときた。スーツ製作途中に見れる内部メカニックだったり、空中での姿勢制御用にパカパカ開く各部開閉機構、壁越しの透視も可能な各種状況を逐次映し出すHMD入りヘルメット等々の細かいギミックも、なんかもう見てるだけで幸せになってくるよね。
・それにしてもこの社長、ノリノリである
試作マーク1でのテロリストアジト脱出(燃やしすぎ)、マーク2での超高高度上昇記録挑戦(飛ばしすぎ)、マーク3でのアイアンマン無双&F-22とのドッグファイト(強すぎ&速すぎ)等々スーツがアップグレードされるたびに新しいおもちゃを手に入れた子供のごとくはしゃぎまくる社長にワロタ。気持ちはすっごいわかるけど、もうちょっと落ち着こうぜw
口調と口ひげのせいもあって社長が「少しまじめになった高田純次」に見えてくるから困る
・セリフ
ストーリーの流れ自体は結構ありきたりなんだけど、会話文というかセリフ部分の出来が良くて楽しんで観れた。全体的にウィットに富みつつ、社長のだらしなさだったり、ヒロインの慎ましさを良い感じに引き出せてたと思う。伏線の張り方も上手かったしね。
・不器用アームたん
ドジっこ萌えは万国共通なんだなあと思った。ある意味正ヒロイン?


○悪かった
・「個人の責任」と「経営者としての責任」
個人としての良心の呵責・同義的責任感と、会社経営者としての各方面(国防、従業員、株主)に対する責任の葛藤に悩む場面は良かったんですが、その「会社経営者としての責任」を体現する別の人物との諍い以降、そうした葛藤に対して自分の中でどのように折り合いを付けるのかが置き去りにされてしまった感が。まあ続編制作も決まってるみたいなんで、無理して答を出さず今後に期待ってことなのかな?
・バトル面
もうちょいガッツンガッツン殴りあっても良かったんではなかろうか。バトル分が足りない!



総じて楽しめました。良くも悪くもご都合主義過ぎるところがあって、「そういうもんだ」と分かった上でつっこみ入れながら笑って観れる人ならいいけど、そういうのを「粗」として感じるタイプの人には少し苦しい映画かも。それでもアイアンマン自身のかっこよさはガチなので、公式の予告ムービー観てティンと来た人は映画館に足を運んでみてください。

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          川  川