2008年度講談社漫画賞発表 少年部門に小学館少年サンデーのあおい坂高校野球部

ちなみに今回の受賞作は

・少年部門
あおい坂(小学館
・児童部門
しゅごキャラ!
・少女部門
君に届け集英社
・一般部門
もやしもん

です。

小学館漫画賞の少年部門でライバル誌のマガジンから受賞作を出した時はびっくりしたもんですが、そのお返しというか「50周年記念提携」の一環としてサンデーからも少年部門で受賞作を出してあげたみたい。過去を振り返ると少年部門で他社の作品に賞をあげたのって第一回の手塚治虫先生の「ブラックジャック」(秋田書店)と第六回の村上もとか先生の「岳人列伝」(小学館)以外には存在しないわけで、他社作品で講談社漫画賞少年部門を取るのが如何に難しいことなのか*1がうかがえるわけですが・・・・それをあおい坂が獲っちゃうか・・・('A`)

どうせなら割り切って『ハヤテのごとく!に獲らせて師弟連続受賞!といった話題性を振りまく』みたいに読者も乗っかりやすいアングルにすればいいのに、よりにもよって一番出版社同士の「大人の判断」というか読者不在の生臭さが感じられる選出になってしまったのが残念なところ。講談社も無理に野球漫画にこだわる必要あったのか?まあそういった部分も含めての「大人の判断」なんだろうなあ('A`)


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*1:大人の事情的な意味で