絶対可憐チルドレン第二話「高枕無憂!バベルの塔はそびえたつ」

オリジナルストーリーで出会い編を描いた第一話とはうってかわって、幾分原作準拠になった第二話。
基本的な展開は正式連載版第一話を踏襲していますが・・・
■バベル館内ツアー
一話目がバトル中心で設定の部分がいまいち語られてなかったので、前半部分を使ってバベルという組織と、今後チルドレンと一緒に事件を解決していく仲間達の紹介。ちょっと冗長に感じる部分もありましたが、メイン層が小学生ってことも考えれば分かりやすい良い構成だったかな。

事件の際にエスパーへ指示を出すバベル本部。オペ子も従え、さながらスパロボ系の司令室といった感じです。
リミッター解除時に局長が承認して柏木さんが「特務エスパーザ・チルドレン解禁!」とか言いながらスイッチ叩き押す展開マダー?

そして受付へ。一話も最後にセリフ付で出てたりとアニメではなかなか優遇されてますなあ。澪みたいに原作へフィードバックされて出番が増えたりするんでしょうか?サスケさん歓喜www

次に見て回るのはバベル内部に設置された修行ルーム。原作は本部がお堅い官舎チックな建物故か施設自体は割りとこじんまりしたのが多いんですが、アニメ版は随分フリーダムです。
修行場では皆本たちはナオミちゃんや谷崎と対面するわけですが、ここで皆本とナオミちゃんの接点を前もって作っておくってのは上手い構成だなと感じましたね。ここでナオミちゃんに皆本への憧れというかささやかな好意を抱かせておくことが、後に谷崎への嫌悪と感謝の板ばさみにあって超能力が不調になってしまう事件への伏線となるわけか。

そして唐突に現れるメイド喫茶。「技術開発部」らしいです、はい。
というわけで九具津兄さんキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!OPのパンドラ登場シーンでいなかった時は、もしかしたらキャラ自体削られた?とも思ったものですが・・・・良かった・・・出てきて良かった゚・(ノД`)
開発部所属で税金使ってモガちゃんカスタマイズ出来るわけですから当分バベル裏切る展開はなさそうですね。個人的にはGSの厄珍みたいにへんてこアイテム開発してドタバタ騒ぎを巻き起こす、みたいなお約束な展開でもいいんで九具津さんメインのお話をアニメで是非やってほしいと思います。



その後ガソリンスタンド火災の際に怪我をした薫が、ESPを暴走させてしまうという原作1話準拠の展開に。
レベル7のサイコキノをモロに受ける描写の時とかは、やっぱ声が付くと印象が全然違うなあ。平野さんの叫び声と相まって原作以上に痛々しさが伝わってきましたよ。
そして気絶後の回想も「普通の子供とは違う」という薫の孤独感を示す描写が有ったりと、チルドレンの目線により則して「絶対可憐チルドレン」を組み換えようという制作側の意図がよく分かる展開でしたね。原作の「ここにいてもいいんだ」は名台詞ですが、あれも最初の皆本の幼少期の孤独を描いてないと全く意味が無いわけで、中途半端に皆本の描写を入れたり、セリフだけ抜き出して使われるといった原作レイプされるくらいなら、今回みたいに一貫して薫目線でやってくれるほうがよっぽど良いです。


薫が皆本に少しデレはじめたところで次回第3話 「悪木盗泉!エスパーはつらいよ」

■おまけ 今週の葵たん







特に最後の次回予告のシーンには魂が震えた!かわいすぎだろ!毎週やってください!


このクオリティーを維持したままで葵祭りなんてやられた日には確実に俺が悶絶死する

■おまけ2

オペ子に後藤(弱)さん使ったり、キャラデザに無駄に力入れてるのは後々メイン回みたいなのやる気なんかねえ。総集編とかの進行役、みたいな感じで。さすがにオペ子ガールズとかでキャラソン出したりはしないだろうがw