ラノベも文庫です

捨てようと思って昨日の日経の夕刊をかたしてたら、なんとハルヒの記事が載ってるじゃありませんか。
内容として「ハルヒラノベだけどオタク以外の人にも読まれてるよ!」的なこれまでに新聞で取り上げられたのと概ね同じような内容だったんですが
気になったのは、角川文庫の夏の100冊フェアの一冊に『涼宮ハルヒの憂鬱』がセレクトされたという記事。
古典から最近の文芸書まで幅広く取り揃える100冊シリーズですが
遂にラノベも普通にラインナップに挙がる時代が来るとは・・・
まあこれも自社レーベルで文庫とラノベを発行している角川書店だからこそ出来ることなのかもしれません。
他に100冊フェアやってるのって新潮社と講談社、文春くらいですよね?
ラノベレーベル持ってないとこばっかりだ(笑)

「シリーズ物になりやすい」というラノベの特徴から、最初の巻さえ手にとってもらえれば芋づる式に二巻三巻と続きを買ってもらいやすいというメリットが浮かび上がってくるわけですが、これは同時に「長編シリーズ物は読む気が起きない」というデメリットも併せ持ってしまう諸刃の剣。今回の角川のように、「100冊」に加えるなどして、より一巻を読んでもらうことへの敷居を下げる方法というのは売り方としてもなかなか上手いなあ、と思いました。若干手遅れのような気がしなくも無いが!(去年あたりにやっておけば良かったのにねえ)